はっぴいだんす

好きなものを好きなように語りたい。

中学生の息子とダイの大冒険を見る話(ネタバレあり)

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ちょっと前に、こんなツイートが話題になりました。

いや、これは本当ですね。実例はうちの息子(中1)です。鬼滅も呪術廻戦も楽しく見ていますが、今最も楽しみにしているアニメはダイの大冒険ですね。

自分が中高生のころハマっていたマンガが、長い時を経てアニメとなって、息子と一緒に見る。こんな幸せなことはないです。アニメ製作スタッフには感謝しかないです。

ハドラーの話

こんな記事もありましたね。

40歳過ぎて改めてコミックス読むとハドラーの終盤はまじでかっこいいですよね。現在我が家ではハドラーの株は最低ですが、「ここからハドラーは奇跡の復活を遂げるんだ。詳しくは言えんが」と力説してます。ブログ再開にあたって昔の記事を漁っていたら、同じようなことを書いていたことを発見したのでせっかくなので再録します。

(以下2012/6/8再録)

 「この作者主人公より脇役の方が好きだろ」というネタがあって、僕がぱっと思い浮かんだのは一番好きな漫画でもある「ダイの大冒険」だが、ポップはダイと対になるキャラクターとして用意されてたし、結構ダイ大事にしてるよねという印象も強い。

 むしろ、ダイの大冒険ではむしろハドラーの成長っぷりがものすごい。ちょっと振り返ってみよう。

2巻 小物感たっぷりに「今のオレはバーン様の魔軍司令」と魔王降格を宣言。
5巻 バランとダイが会わないようしつつフルボッコ狙いで全軍攻撃で大敗。
9巻 バランに地位を取られそうになり、敵であるダイの勝利を本気で願う。
13巻 上司にラストチャンスだよと言われ、焦ってだまし打ちを掛けあえなく失敗。

ここまでは、ダメ悪役。だが、ここからハドラーの超成長が始まる。

17巻超魔生物になりダイに一騎打ちを挑む。「望みは生涯の宿敵アバンの残した使徒たちを打ち倒すこと!」と宣言。相打ち。
18巻 マトリフからも武人として一皮むけたと認められる。
21巻 ダイとバランの2人を1人で相手する。竜魔人化したバランに敗北。自分に超爆弾「黒の核晶」が埋め込まれていることをしり激昂。
23巻 ダイたちを助けたあとバーンをちょっとぶっ飛ばし撤退。
26巻 ダイとの最後の一騎討ちを挑む。新型ストラッシュを連発で食らい敗北。
28巻 決戦後キルトラップにかかったダイたちを助けて、復活した宿敵アバンの腕の中で死ぬ。
33巻 アバンに残っていたハドラーの灰がアバンのピンチを助ける。

どうだ、この変わりっぷりは。

(再録終わり)

アニメ製作スタッフの心意気にグッとくる

アニメの見どころはいくらでもあるんですが、今のところ一番グッときたのは2クール目の最後にわざわざダイの記憶が消されるシーンを持ってきたことですね。ご存知の方も多いでしょうが、ダイの大冒険は1992年までアニメ放送されていたのですが、当時のテレビ局の都合で急遽打ち切りという憂き目にあっています。その打ち切りになったタイミングが、ダイの記憶が消されるシーンだったんです。偶然かもしれないんですが、そのシーンをクールの最後にあえて持ってきた製作スタッフの心意気を感じましたね。

3クール目からのエンディングもいいですね。


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なんていうか、これを見た瞬間「最後までやるんだ!」という確信が得られたんですよ。いろいろ伏線をちりばめている映像なんですが、特にレオナがミナカトールしてるじゃないですか。テンション上がりますよね。もうそこまでいくのなら、最後までやるだろうと。

息子が考察班

ところで、第28話「ダイの秘密」を録画で見ていた時のことです。エンディングで息子が、おもむろに「ちょっと巻き戻して」といいました。何事だと思っていたら「ダイのナイフの色が違う」とのこと。

細かい…。第28話でダイが持っていたのは、"太陽"の赤いナイフでした。赤のナイフはご存知の通りバラン戦で壊れてしまいます。その後、"風"の緑のナイフをもらうんですよね。エンディングは死の大地に突入するモチーフで映像がつくられています。だから、ナイフは緑色になっているのが正しいのですが、よくそんなことに気が付いたな。

最近、息子がダイの大冒険を見ながら完全に考察班になっています。最近、第一話を改めてみて最初に描かれてていた伏線(バランのシーンとか)を確認してました。

細かいところでは、クロコダインとヒュンケルが鬼岩城の偵察に行くと言ったシーンで「だいたいこういうときは、ラスボスのいるところはどこか移動しちゃってるんだよね」と言っていましたね。

あと、ザムザ編では「あの破邪の剣の本物はザボエラかハドラーに送ってると思う」と言っていました。これは、わりと予想しやすかったと思いますが。

ちなみに、ポップのメガンテはそれほど驚いてませんでした。曰く「オープニングで見たことない技をいろいろ出してたから大丈夫だと思ってた」…偉そうに、キルヒアイスが死んだときは茫然としてたじゃないか(関係ない)。

息子、物語の核心を突く

アニメ放送を見始めて、割とすぐの段階でゴメちゃんを見た息子が一言。

「こういうマスコットキャラはなんかすごい重要な役割があるんだよね!」

すごい!完全に合ってる。なんですかね、仮面ライダーでそういうのあったんですか。ゴメちゃんの秘密はダイの大冒険における核心部分なので、息子に対してネタバレ回避を心がけなくてはならなくなりました。ゴメちゃんが謎の光を発するたびに「ゴメちゃんは一体何なんだ…」と、息子は言っております。

親バカですが、一番度肝を抜かれたのが、ミストバーンを見た息子の一言でした。

ミストバーン…バーン…!あの衣をとったらバーンの本体がある」

…合ってる。完全に合ってる。ちょっとすごくないですか。鬼岩城編が終わった後ならともかく、バルジ島編の段階で言っていましたからね。何ですかね、仮面ライダーでそういうのあったんですかね。

我が家には新装彩録版のダイの大冒険がありますが、アニメ版で見たいといっている息子は、アニメより先の巻は見ていません。はたして、アバンが復活するところまでネタバレせずにいけるでしょうか、こうご期待。